二紀会に出品してみよう
・自分の作品を広く世に問いかけてみませんか?
・新国立美術館(六本木)の大空間で力試しをしてみませんか?
・全国から集まる実力作家・ベテラン作家・若手作家達に混じって、自分の作品がどう見えるか、その体験を通してレベルアップしていきませんか?
・人気作家や、絵描き・彫刻仲間との新たな出会いを求めてみませんか?
二紀展は出品者や作品の層も広く厚く、新人発掘にも力を入れる優れた公募展です。二紀展への出品の継続を通して、美術界で活躍する仲間たちが大勢います。
二紀会では、作家を目指したい方から、まずは力試しに出品してみよう、という方まで幅広く新規出品者を募集しています。<ただし、入選・落選については厳正に審査されます> 「出品してみよう」という方は、お気軽にお住まいの都道府県の二紀会支部までご連絡い ただくか、または二紀会事務所まで出品規約をご請求ください。
★各都道府県の二紀会支部が搬入出のお手伝いもします。
初めて出品する方に向けた【基本情報】と、二紀展を知るための【Q&A】を以下に示しますので、参考にしてください。
◎二紀展に出品するまでの流れ 【基本情報】
1. まずは出品規約に合わせて作品を準備しましょう。
一般出品(初出品)の場合の概要を以下に記載します(詳細は7月に配布する、その年の出品規約を確認してください---出品規約のページに移動)。
・作品の種類 絵画(油絵、水彩、造形作品)、彫刻 <いずれも自己の創作にして未発表の作品>
・大きさ、点数
<絵画一般出品> 30号以上100号(F・P・M・S)以下。2点まで。
<彫刻一般出品> 高さ2.5m以内、底面積2平方m以内、1平方m当り1トン以内。2点まで
・出品料 <一般出品> 2点まで15000円(25歳以下は10000円)
出品規約は毎年7月に配布します。二紀会事務所まで郵送/メール/FAXで、〒・住所・ 氏名・電話番号を記載の上、【出品規約希望】と書いて連絡してください。
◎二紀会事務所 〒114-0014 東京都北区田端3-13-2 谷中田美術第2ビル TEL:03-5685-6791/FAX:03-5685-6792 mail/info@niki-kai.or.jp
3、搬入受付日と搬入受付場所
<絵画> 2023年10月1日(日)(午前11時~午後4時)
<彫刻> 2023年10月5日(木)(午前11時~午後5時) 6日(金)(午前11時~午後2時)
(年度により1週間程度の変動があります。その年の出品規約で確認しましょう)
<搬入受付場所> 国立新美術館 地下1階作品搬入・搬出口
4、搬入出方法
・個人での直接搬入(搬入日時に必着)も可能ですが、専門の搬入業者に依頼して、二紀会あてに送付するのがいいでしょう。【その場合9月22日までに出品書類と出品料を業者 に送ることが必要です】
彫刻については、谷中田美術に依頼してください。
※ 各都道府県には、二紀会の支部があります。支部事務局や支部長、もしくは支部員に 相談すると支部で依頼している搬入業者を教えてくれます。まとめて搬入出することで費用を安く抑えられます。
<搬入業者の例>
・(株)アートライン東京 東京都足立区皿沼1-12-15 (03-5691-1141)
・(有)アートワークス 茨城県水戸市見川町2434-1 (029-303-8731)
・(有)アートン 神奈川県藤沢市用田211-4 (0466-48-8488)
・(株)井原運送 愛知県名古屋市港区宝神5-2510 (052-384-5485)
・(株)インプレス 石川県石川郡野々市町押野4-117 (076-248-5353)
・キューアートワークス 神奈川県横浜市旭区下川井町236-1 (045-951-9000)
・(有)県南運輸 栃木県栃木市大宮町1850 (0282-27-2241)
・彩美堂 東京都台東区東上野4-1-9ヤワタ上野ビル1F (03-5827-5155)
・タマアート 東京都東村山市栄町1-15-11 (042-392-5122)
・(株)東美本社 東京都渋谷区本町5-30-12 (03-3376-8145)
・富島運輸(株) 大阪府大阪市福島区福島1-4-2 (06-6451-0097)
・ナオトミアート 埼玉県飯能市双柳1288-1 (090-2567-1025)
・(株)ハート・アンド・アート 東京都江戸川区臨海町3-6-4-507 (03-6457-0961)
・マツモト美工芸 神奈川県横浜市旭区今宿町2569-128 (045-442-8278)
・(株)マルイ美術 京都市山科区椥辻平田町137 (075-502-3901)
・(株)谷中田美術 東京都文京区向丘2-33-5 (03-3823-1539)
・ヤマトロジスティクス(株) 東京都江東区東雲2-2-3東雲ビル2F (03-3529-0838)
・遊美 長野県上田市常田2-7-9 (0268-26-5828)
その他の業者や地域の画材店などでも搬入出を行なっている場合があります。
◎二紀展を知る 【Q&A】
1、二紀展はどんな展覧会ですか?
二紀展は、一般社団法人二紀会が主催する美術展覧会です。
二紀会は、戦前の二科会で活躍していた宮本三郎ら9名により、1947年に創立されま した。「二紀会主張」にあるように、作品の傾向や流行にとらわれず、創造的個性を持つ 新人の参加を求め、優れた新人作家を世に送り出すことに務めています。<詳しくは「二紀会のご紹介」>をご覧ください。
毎年10月に国立新美術館で、絵画と彫刻を合わせ1000点ほどの作品を展示します。 2022年に第75回展を開催しました。
二紀展は、日頃の制作研究の成果を発表し、アピールし競い合う場であると同時に、相互に刺激を与え合う学びの場でもあります。
二紀会主張
■美術の価値を流派の新旧に置かず、皮相の類型化を排する。
■具象・非具象を論じない。流行によって時代を誤ることを極力避ける。
■真に新たな価値を目指し、創造的な個性の発現を尊重する。
■情実を排しつつ新人を抜擢し、これを積極的に世に送ることに努める。
2、二紀展にはどんな人が出品しますか?
出品者は、会を運営するベテラン作家や近年注目され活躍著しい若手作家、美術を学ぶ学生達まで幅広く、それぞれのテーマや世界観、コンセプトに基づき個性的で創造的な表現を追求しています。
3、自分はアーティスト(画家・彫刻家)を目指していますが、二紀展に出品することで 何が得られるのですか?
あなたの作品が優れており魅力的だとしても、それが他者に伝わらなければ、何も始まりません。多くの人の目に触れ、その良さが広く認められる事によって社会から評価を得る機会につながります。今日ではウェブ上で作品を見てもらう機会が広まってきています が、作品の持つ本当の魅力は画像だけでは充分に伝わりません。二紀展には毎年20,000 人から30,000人の来場者があります。その中には美術評論家、美術館や画廊の関係者、美術家(作家)、コレクターなど、美術に携わる多くの方が含まれています。あなたの作品 の魅力をダイレクトに伝える機会となります。
これまで、学生の時から二紀展に出品し、現在画家・彫刻家として活躍する仲間がたく さんいます。
4、自分はこれまで絵画/彫刻の制作に孤独に取り組んできました。二紀展に出品することで何が変わりますか?
一人で制作を続けると言う事は容易なことではありません。とても強い意志をお持ちの方であれば、集中力を維持しながら制作を継続することが可能かもしれませんが、仕事をしながら、あるいは子育てや家事をしながら孤独に制作を続けるのはなかなか困難なことです。二紀展には毎年1000人の仲間が出品し、一年間の成果を発表します。そうした仲間が頑張っていることで、大きな刺激を得られます。自分も頑張ろう、という気持ちになるのです。そのように制作を継続していると、ある時、大きく成長している自分に気がつくことでしょう。「継続は力なり」と言います。是非出品してください。ともに頑張りましょう。
5、1000人も出品する二紀展に出品しても、他の作品に埋もれてしまい、自分の作品が 見てもらえないのではないですか。
優れた作品は、多数の中からでも見る人の目に留まるものです。特に長年作品を見続けている美術関係者は1000点の中からでも素早く優れた魅力ある作品を見分ける鋭い目を 持っています。あなたの作品にそうした魅力や人を惹きつける力があれば必ず目に留まります。
また二紀展の審査員たちは、これらの出品された作品を鋭く見極め、期待の若手作家を 第1室や新人室などに展示します。一度出品してあなたの期待に沿わなかったとしても、 継続して努力し作品のレベルが高まれば、審査員はその変化に気づくことでしょう。講評会もありますので、是非参加して直接審査員からのアドバイスを受けてみてください。
6、芸術院会員や超ベテランから学生のような若手まで出品する展覧会には、どんな意味がありますか?
自分の作品が多くの作品と同じ会場に展示されるということは、現在活躍する作家の作品と自分の作品との客観的な比較検証が可能になるということです。それは、自分の作品の課題に気が付きそれを乗り越えることで、自己作品のレベルを向上させることにつながるでしょう。 (※注意作品が展示されるためには、審査を経て入選することが必要です)
7、二紀展は新人を抜擢し、これを積極的に世に送るとしていますが、具体的には何をしているのですか?
二紀展からの選抜作家による春季展を隔年で、東京都美術館で開催していますが、準会員と一般出品者は120号タテまで、会員以上は50号までとすることで、若手出品者に注目 が集まる展覧会としています。さらに、デパートと共同開催する展覧会を企画し、若手出品者に作家への道を示し機会を与えてきました。
二紀会事務所 〒114-0014 東京都北区田端3-13-2 谷中田美術第2ビル
TEL:03-5685-6791/FAX:03-5685-6792 mail/info@niki-kai.or.jp
◎絵画用ファームヒートンの取り付け方法
搬入前に以下のようにファームヒートンを取り付けてください (事務所に出品規約を申し込んだ場合、初出品者には説明書が添付されます)