多くの人が初詣に訪れる神戸市の生田神社に、翌年の干支が描かれたおよそ幅3メートル、高さ2メートルの大絵馬を兵庫支部の作家が奉納している。毎年、12月初めから1月末まで拝殿の前に置かれ、多くの参拝者に親しまれている。
巳年の今年は、岡嶋潔さんが描いた、目を見開き、口を大きく開けた白い大蛇で、悪霊退散と日本の繁栄への願いが込められている。参拝に訪れた人たちは絵馬の前で写真を撮るなどしていた。
故中西勝先生と生田神社の繋がりから始まった大絵馬の奉納は、中西先生が亡くなられた後も、兵庫支部のメンバーが制作を引き継ぎ、16年間継続している。今後も可能な限り継続し、地域の皆さんに親しまれ、地域の芸術文化振興に貢献していきたいと考えている。
二紀会兵庫支部 支部長 大槻和浩