NO8<12月22日革命記念日>
国立軍事博物館(1989年革命当日の銃撃戦と犠牲者の写真)
NO8<12月22日革命記念日>
東ヨーロッパ革命が進む1989年、突然TVニュースに映し出されたチャウセスク政権崩壊の映像は強く心に残っています。’89年革命の記録が残る唯一の国立軍事博物館には、当日の新聞、激しい銃撃戦の写真、犠牲となった若者達の顔写真、弾痕のコート、遺品の数々が展示され、十字架を囲むように犠牲者の名前が大理石の壁に刻まれています。13年の時が流れ新たな歴史を刻もうとしている2002年12月22日。クリスマス・イルミネーションが美しく輝く革命広場には遺族が手向けた花輪だけが凍てついていました。革命後も旧共産党系が政権をとり音をたてて変貌する中、ブカレスト市民はインフレに苦しみ、精一杯なのかも知れません。複雑な一面をかいま見た気がしました。 |
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