NO3<ブカレスト雑感>
ヘシストラウ公園10月中は暖かな晴天つづきであった。
NO3<ブカレスト雑感>
ルーマニアの首都ブカレストは全人口2,245万人の内1割の230万人が住んでおります。政治経済の中心地でチャウセスク大統領が権力誇示の為、巨額な費用を投じて造らせた議会宮殿(3,107の部屋を持ち米ペンタゴンに次ぐ巨大建造物)や、共産主義時代に建てられた画一的なアパートが立ち並ぶ中、「バルカンの小パリ」とも云われた美しい街並みも見いだす事が出来ます。1989年12月のフランス革命を思わせるような流血革命から13年が経ち、ブカレストは街中が工事中で外車が走り(自転車、バイクは皆無)ブランド店、ファーストフード店が進出、2007年のEU加盟に向けひた走りのように見えますが、ブカレスト市民は悠然と雨でも傘をささず歩き、ラテン民族のためか人なつっこく陽気です。すっかり顔なじみになってしまったアパート近くのアムゼイマーケットには豊富な果物、野菜が並び、日本の秋の味覚、キノコ、柿、栗などもあり小粒ですが大変美味しいです。物乞いジプシー母子の側をスレンダリーなお嬢さん達がロングコートにおヘソ出しルックでさっそうと闊歩して行きます。カジノと教会が混在するブカレストは11月7日初雪が降りました。一夜にしてクリスマス・カードに変身した街を今日も元気にブゥナ・デミナァーツァ!
2002年11・11 佐藤 幸代 |
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