NIKI EXHIBITION PAINTINGS & SCULPTURES

木口昭太郎 (絵画/会員)
Shotaro Kiguchi
1937 〜
東京
1971 光陽会作家賞受賞 光陽会退会 
1971 第25回二紀展 初出品 新人室
1974 第28回二紀展 同人推挙
1975 銀座サロンドボナ画廊企画個展
1981ー82 活水女学院(長崎)講堂兼礼拝堂両面ステンドグラス制作
2006年6月13日〜25日 ギャラリー・マチス及び国際版画美術館の木口昭太郎展とレ.ポワン展同時開催。共に画廊企画展

「受難と復活・時・人・旅―闇と光の刻(とき)」150F
血の色の赤い聖衣を身に纏い、己が十字架と迷える羊を背負って、闇の燃える光の刻に立つイエス・キリスト。銀貨三十枚で敵に師を売り渡し、十字架刑の切っ掛けにした弟子のユダ、後悔と自己嫌悪から懐を抱え、師に背を向け蹲る。頭上の下半身と樹木を、ひと塊のシルエットで表現。イエスの釘跡に蝕れなければ信じられなかった弟子のトマス。求める道の険しさを、足元の階段にして未完の余白で描き残した。「死から始まる生」を闇の燃える光の中に点として描き続ける。