砂場　三郎 （絵画／会員）
Saburo Sunaba
1926 〜
東京都
1926　石川県生まれ
1951　宮本三郎氏より素描指導受け、佐々木孔氏に師事
1954　第8回二紀展　初出品初入選　以後連続出品50回入選
1959　第13回二紀展　褒賞受賞
第27回二紀展　同人努力賞受賞
1961　同人推挙
1966　日本文教出版の著者　美術教育
1986　スペイン、タラゴーナへ宗教絵画（イコン）研究。滞在、制作
スペイン壁、イコン壁画参考にし、ギリシア神話テーマに作品発表
スペイン各地訪問。
1987　会員推挙
1989　第43回二紀展会員賞受賞
1999　画文集「スペインのいなか街」を出版
2002　第56回二紀展　会員賞受賞
2003　南イタリアのマテーラに取材。当地の岩窟寺院のイコンに惹かれて以後3回マテーラに取材する。その他海外取材12回。

「回想・マテーラ」P150　油彩
この作品は，南イタリアのマテーラとその岩窟寺院の中のイコンを構成したものであるが，数百年前，あの岩窟で活した人が描いたものか，稚拙でいてそしてどこかはなれられないところがある。三回足を運んだが，金縛りにあった状況でそこにたたずむ作者まで描きこんでしまった。信仰，稚拙さの中の真実，時間の流れ，イコンを取りまく空間まで取り込もうとした欲ばった空間の取り方に反省している点もある。