平井 章三(絵画/会員) 「生 002-1」 150F横 油彩 私には、いつまでも、脳裏から離れない風景がある。それは、幼年期の海、空、森の自然で美しい青色や緑色の風景である。その中に住む、動物・植物の生活の中に、ある日、突然、大きな赤い工場が出現した。この出現により、人々は経済的に、豊かになり喜んだ。しかし、長い時の流れの中で、海は、ヘドロがたまり、空や森は、亜硫酸ガスにより、汚染され、動物や植物は、死に、あるいは、奇形になり、人間までも、変えてしまう。私のテーマは、現代に通じる“社会不安”である。 |