PAINTINGS & SCULPTURES |
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菅 久 (絵画 /委員) 「夕紅」 150P 夕紅とは夕焼けのこと。真紅の空に桜が満開。その下で酒を汲みかわす日本人の庶民生活。高台から見下ろす風景は町並みと工場地帯。対岸の市街地は夜の灯りが点滅し、静かに海に反映。しかし遠景には暗雲と稲光、雷鳴が聞こえる。平和な一時だが、いま目の前の桜の中にも出番を待つ雷神がいる。(この作品制作中には米国のテロ事件やアフガン空爆もなかった)。日本人の平和と不安、普通の生活の中にある詩情、哀感を描く。 |