尾形 圭介 (絵画 /委員)
Keisuke Ogata
神奈川
題名 木製サーカス(調教)
サイズ 150F
米どころ庄内生れの私は、幼少期農耕用の牛馬たちの咆哮をききながら、その生死の神秘的な諸相を肌身に感じつつ学んだ。日本に限らず、世界的に農業地の祭は、獣神への禊(みそぎ)であり人と動物が一体化する祝祭であり、私は主にヨーロッパの諸地方で、牛馬たちが色どり鮮やかに造られた、木製のからくりが登場する祭の情景を印象深く観たが、やはり故郷で幼年時に視覚に灼きつけられた動物達が主役の妖しい呪術的な夜の火祭の光景が私の作品の原風景である気がする。
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