小笠原誠次 (絵画 /委員)
Seiji Ogasawara
1927 〜
兵庫
題名 気(流転71節7月、梅雨長し。)
サイズ 120変
今年の初め、奈良で東大寺の雄大荘厳の“気”に包まれる機会を得た。私は感動した。この大伽藍建立の時代、背景。携わった大勢の老若男女の日々の生活、営み。その後の時代や天気などなど。時空を超越して今、私の本作品となった。私も71才、地震で全壊の経験もした。我々は今を懸命に生きる。次に希望を抱いて。日本はじめ世界的な諸々の不安、それを救うのは人々の“信愛”こそ、と私は思う。世界的“梅雨”は長い。
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